寒い脱衣所は、血圧の急上昇に要注意!

冬に寒い脱衣場で震えながら裸になると、すぐに熱いお湯に飛び込みたくなるものです。しかし、この行為は医学的に見ると非常に危険な行為です。

 寒い脱衣場で裸になると、体が寒さに驚いて交感神経が刺激され、血圧が急上します。特に、高齢者の方は動脈硬化が進んでいることも多く、脳出血などの危険性が増します。そして、寒いからと42℃以上の熱いお湯にいきなり入ると、再び交感神経が刺激され、さらに血圧が上昇してしまいます。血圧上昇+血圧上昇で40ほど血圧の値が一気に上がるというデータもあり、脳出血などのリスクが増します。よって、お湯の温度は40℃までにしましょう。

 このような危険を防ぐためには、全部屋を暖房で温めるか脱衣場に暖房器具を置き、リビングの温度に近い22~23℃にしておくと良いでしょう。浴室も湯船のふたを開けて温かくしておきます。そして、かけ湯やぬるいシャワーで体をゆっくりと温めてからお風呂に入り、入浴後はすぐに体をふき、ラクな衣服を着て暖かい部屋で安静にするのがおすすめです。

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入浴後のビールは危険!?