◆明石の蛸が美味しい理由
明石海峡の激しい潮流にもまれて身が締まり、「立って歩く」とまで言われる太く短い足は弾力性があり、蛸の美味しさを決定づけるしっかりとした歯ごたえをお愉しみいただけます。また、明石海峡に生息するカニやエビといった贅沢なエサを沢山食べているので、噛むほどに上品な甘みと濃厚な味わいが広がる、まさに日本一と呼ぶに相応しい蛸です。
◆蛸の季節
7月2日(半夏生)は「蛸の日」
関西地方では半夏生(はんげしょう)に蛸を食べる習慣があります。そこで日本記念日協会によって7月2日は蛸の日(たこのひ)と認定されています。7~8月、水温の上昇とともに蛸がエサとするエビやカニが増えてきます。エサが豊富なため、蛸は一気に成長し肥えてきて、味も良くなってきます。
◆何故半夏生に蛸を食べるのか
田植えが終わる時期、稲の根が蛸のように地に吸い付き、根付くよう祈願して蛸を食べるという説と、タウリンが豊富な蛸は夏バテ防止になるという説がある為です。